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2010年5月

ビルの建替えにあたり、どうなることかと思っていましたが、新しいビルになっても一階の同じ場所に店をつくれることになり、ほっとしているところです。
でも、今のこの店で営業できるのは、6月末までで、あと一ヶ月あまりかと思うと、寂しい気持ちが込み上げてくるのを抑えることはできません。

この場所は、実は16年前、テナント貸し出し用ではなく、当時のビルのオーナーであった日産火災が、グループ会社の日産自動車の展示スペースとして使用していました。ビルの玄関ロビーからつづいたこのスペースに、いつも車が一台ぽんと展示してあったのです。

「こんなところに店をもてたら・・・。」と、駄目でもともとでこの場所をテナントとして貸して欲しいと、日産火災の総務に直接かけあったところ思いがけず話が進み、まるで奇跡のようにこの店は実現したのです。

当時の日産火災はとてもあたたかく、私の申し出を門前払いするどころか、ロビーとの間に当時はなかった仕切りとドアを、正面にもドアをつけ、この場所を私に貸すために工事をしてくれたのでした。

それからは試行錯誤の連続。
どうすればもっとお客様に喜んでいただけるかと考え、オリジナルジュエリーを手がけるようになり、この通信もまもなく100号。
16年たち、この店はしっかりと「私たちの店」となってくれたと思います。
狭いながらもジュエリーを通じて、お客様と私たちの人生の交わる場所としての役目を果たしてくれたと思います。

実は最終営業日はまだ決めていません。
でもその日の閉店後には、この店への感謝の想いを込めて、初めてこの場所で酒でも飲もうかと思っています。


(KAWABE JEWELRY通信Vol.96 2010/5発行に掲載分)

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