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2008年1月

昨年末、宝石の大好きなお客様より、「キンショウ石って知ってる?手に入れること出来る?」と声をかけていただきました。
お話を伺うと、お仕事で扱われる資料の中に、古代バイキングが、航海のとき、曇りの日でも、船の進路を決めるために、太陽の位置を確認する道具として、この「キンショウ石」をつかっていた、と書かれていたので興味がわいたとのこと。

「キンショウ石」というのは、アイオライトという宝石で、和名で菫青石と書きます。アイオライト自体があまり知られていない宝石である上に、その和名をご存知の方はほとんどいらっしゃらないのでは、と思います。
アイオライトは、その結晶系の特性から、石を見る方向で違う色を示すのが特徴で、上から見るとブルーサファイアに似た濃青色なのに、90度角度を変えてサイドから見ると透き通った淡い青色を、また別の角度からはグレーがかった黄色をあらわします。古代バイキングは、経験的にこのアイオライトの光学的な特徴を理解していて、太陽の位置を確認する道具として使っていたのでしょう。

早速取り寄せたアイオライトを前に、お客様と一緒に古代バイキングの航海に思いを馳せ、イヤリングを仕立てることになりました。

私たちの今の暮らしの中でも、この石が指し示す「太陽」のありかをしっかりと確認し、見失いさえしなければ、現代のバイキングとなって、かえって楽しく、荒海をもたくましく乗り切っていけそうです。

さあ、2008年の航海の始まりです。

風に吹かれて6 

(KAWABE JEWELRY通信Vol.69 2008/1発行に掲載分)


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