カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ
RSS

 

2006年10月

黒蝶真珠を、東京の仕入れ会で、39ピースのロットで入手しました。ロットで仕入れた時は、まずひとつひとつチェックをしながら、一枚のシートの上に並べてみます。どれもみな、自然から生まれたものが持つ、特有の生命力で輝いていて、少しゆがんでいたり、独特のくせがあったり。それはとても楽しみな作業の一つです。

39ピースがお行儀よく並んだ様子は、まるで学校の教室に並んだクラスメイトのよう。私は担任の先生になった気分で、はるか遠い南のタヒチの海で育った39ピースが、今、目の前に集まっている不思議を思いながら、同じ色目のものを集めたり、同じような形をペアにしたりしながら、一粒一粒を観察しています。

当店のジュエリー作りは、いつもそんなふうに素材と語り合うことから始まります。それぞれの素材の持つ雰囲気を十分に感じて、それを生かしたデザインへと、つなげて行きたいのです。
たとえそれがチェーンをつけるためのパーツをひとつつけるだけの、シンプルな仕様であったとしても、素材の長所や個性をうまく引き出せたときには、それは思っていた以上に豊かな表情を見せてくれます。

その一瞬がとにかくうれしく、思わず早く誰かに見てもらいたくなります。
39ピースの仲間のうち第一弾の卒業生はペンダントやリングになりました、現在残り25ピースほどは、いっぱいの可能性を秘めて、シートの上で出番を待っています。

風に吹かれて3

(KAWABE JEWELRY通信Vol.56 2006/10発行に掲載分)

ページトップへ